CONCEPT 柳川屋のこだわり
〈うなぎだより〉
うなぎだより|特別号
新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)。予防対策として手洗いや咳エチケットなどを習慣づけることはもちろん、栄養をつけて自身の体をパワーアップさせることも大事です。
うなぎは、万葉の昔から “ 精のつく” スタミナ食として親しまれています。
大伴家持の「石麻呂(いわまろ)に吾もの申す夏痩せによしといふものぞ鰻とり食(め)せ」(万葉集)は有名ですね。
実際、うなぎにはどのような栄養があるのでしょうか?
うなぎにはタンパク質、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。
表面のヌルヌルは、ムコプロテインという糖タンパクの一種で、弱った胃腸の粘膜を保護し消化吸収を助けてくれます。
蒲焼き一串に一日に必要な量のおよそ2倍もの量を含む特に豊富なビタミンAは、消化器や呼吸器、目の粘膜を強化する効果を持っていますので、ウイルスの侵人を防ぐのに役立ってくれます。
風邪の予防、夜盲症にも有効です。このうなぎのビタミンAはレチノールと呼ばれ、野菜のカロチンと違い全部吸収される優れものです。
また、最近、免疫調整作用が注目されているビタミンDも豊富!
他にもビタミンB群やビタミンE、それにEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)も豊富に含まれ、動脈硬化、疲労回復、老化防止に効果的。セックスミネラルといわれる亜鉛やアルギニンなども多く含んでいます。
「美味しいね」と、一人でも、また皆で楽しくうなぎをいただけば、体も心も元気になれますよ!
栄養素 |
一日の栄養所要量 (生活強度中程度) |
うなぎ蒲焼 80g(一串) |
ビタミンA | 1800IU | 4000IU |
ビタミンB1 | 0.8mg | 0.6mg |
ビタミンD | 100IU- | 608IU |
ビタミンE | 7mg |
4mg |
株式会社 柳川屋
取締役副社長 安永幸滋